Silver Wings Diary

詩や詞、音楽、写真や日記、日々の想いから能書き等々…

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夏の思い出 2003(その1)

 Silver Wingsの名で活動し始めた次の年、2003年の夏。我らは「ボンチフェスタ」のステージに立った。「ボンチフェスタ」とは京都府福知山市の三段池公園において市の主催のもと、毎年8月の第一日曜日に行われている催しで、地域の企業が多数参加し、様々な出店やイベントが繰り広げられる。その中でもボンチフェスタ・ステージというのはまさにメインとなるイベントで、公園内に設けられた特設野外ステージにおいて、その年ごとにプロミュージシャンが招かれライブを行なう。この年招かれたのはあの有名なロックバンド「ハウンドドッグ」。俺は青春時代を彼らの音楽と共に過ごした。憧れのバンドだ。我らがSilver Wingsは、何とその前座を務めるべくオーディションによって選ばれた3バンドのうちトリを務めさせてもらったのだ。

 ことの発端は、俺が嫁の実家である福知山に行った際、義母より見せられた新聞の募集記事だった。この年に限らず、以前から何度かオーディションを受けるよう薦められていた。この日も口には出さないが、内心「またか・・・」と思いながら差し出された記事を見た。

「・・・ぬをっ!・・ハウンドドッグ?すご!」

 思わず記事に食らいついた俺を義母は見逃してはいなかった。そのままなぎ倒されるように(?)応募を約束してしまった。

 どうせダメだろうと思っていた。何せこの頃はカトチャンが加入してまだ半年とたたない頃。各自のレベルはともかくとして、チームとしては日が浅い。しかもまだ一度しかライブ経験がなかった。つまりカトチャンにいたってはSilver Wingsにおける2度目のライブということだ。それでも、「どうせやるなら・・・」と彼の加入後ずっと練習し続けてきて最も自信のある「目の前は大きな海」を応募曲に決め、スタジオでMDに録音したものを送った。

 5月初旬頃だったか・・・仕事から帰ると一通の封筒が届いていた。福知山市から・・・結果通知だ。ドキドキした。こういった緊張感は入社面接後の内定通知以来だった。ダメだろうと思ってはいてもやはり期待してしまうものだ。嫁のてまえ、俺は少々格好をつけて平静を装い手っ取り早く封筒を開けた。中には三つ折りにされた一枚の紙が・・・これまた平静を装い少々乱雑に紙を開いた。

結果は・・・・「一次審査合格」

 平静を装い「まあ、当然や。」・・というわけにはいかず、嫁にからかわれすっかりニヤケ顔の情けない表情のまま早速メンバーへ報告のメールを送信した。いつもは返事の遅いカトチャンがこの時は即時返信。ON OFFの分かりやすい奴だ。追うようにあとの二人からも、驚きと喜びのメールが・・。

 通知によると、二次審査はライブ形式。場所は福知山市内のライブハウス。持ち時間は10分。それからというもの、練習では「目の前は大きな海」と「爪痕」をひたすら繰り返した。やるのはこの2曲だけ。毎回、2時間の練習をひたすらこの2曲に費やした。その甲斐あって回を追うごとに曲の質は高まり、気持ちの中に自信がみなぎっていった。

 6月22日(日)。会場となるライブハウスにてライブオーディション。1バンドが棄権したため5バンドで3枠を争う展開に・・・。ブラバン系の大所帯グループは他会場でオーディションを済ませていたため、このライブハウスにおいては3バンドの争い。我らがSilver Wingsが立ち向かうのは、ひとつは地元のアカペラグループ、もうひとつは大阪を活動拠点としたロックバンド。会場には会議テーブルと審査員。緊張のあまり数えていないが10人程度はいたはずだ。

 「では、始めて下さい」

 審査員の一人からの指示を受け、ギターを弾き始めた。鼓動が高鳴り、声がひっくり返りそうだった。あの緊張感は今までに味わったことのないものだった。時は怒涛のように過ぎ去り、気が付けば終わっていた・・・そんな感じだった。だが第三者が聴いてミスと呼べるようなものもなく、とにかくやれるだけはやったという思いはあった。審査発表は即日。ということで我らは一旦会場を出て他の応募者と共にその時を待った。待ち時間は苦痛そのものだった。皆もそれぞれに思い思いの時間を過ごしていた。
 
*********************************

 会場の扉が開いた。

 「では、発表を行ないますので皆さん会場にお入り下さい。」

 スタッフの声。その時が来た。皆一様に緊張の面持ちで会場へ・・・。ステージ上に三組のグループが並ばされた。合格したとて、決して行く先に道の広がるオーディションではない。また、決して狭き門でもない。むしろ広いくらいだ。それでも会場は静まり返り、応募者全員、固唾を飲んだ。

 「合格者を発表します。皆さんの中から二組を合格とさせていただきます。」

 「一組目、・・・・・(ゴメン、忘れた)さん」

 「二組目、・・・・・Silver Wingsさん」

一瞬耳を疑ったが、聞き間違えるはずはない。間違いない!

 「!・・・おお!?・・おぉ!」
 「よかったー。ようやった!」

*********************************

 我らは帰りがけ、会場となる三段池公園に立ち寄った。夕暮れ近い公園はやたらと広く、そしてひっそりとしていた。それでも公園内を歩く我らの心は何とも晴れやかで、来たるべきライブ当日に思いを馳せていたのだった。

 何と素晴らしき日!帰りの車の中、メンバーの高らかな話し声はつきる事がなかった。
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テーマ:思い出とか - ジャンル:音楽



  1. 2006/04/13(木)|
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  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

2回目?

初めてと違いましたか?!
  1. 2006/04/14(金) 17:13:26 |
  2. URL |
  3. カトー #-
  4. [ 編集]

な、な、何ですと!?

おぉ!初めてだったか・・・。

何となくそんな気もしていたのだ。

訂正します。

なんと、カトチャン加入後、これが初めてのライブだったのだ!!
  1. 2006/04/14(金) 18:15:53 |
  2. URL |
  3. Jun #-
  4. [ 編集]


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